The Rose ----------------------------- |
何を隠そう「ジャニス」 です。 作品:1979年アメリカ 主演:ベット・ミドラー -------------------------------------- |
この映画を知ったのは確か13歳だったと思います。 ...とは言ってもタイトルしか聞いたことはなく、内容は知りませんでした。 ですが雰囲気を持った作品のような気がずっとしていて 拝見できる機会を待ちわびていました! 以下の文章は何度も繰り返し映画を観て、私なりに要約してみました! わかり辛い、又は間違った表現などあるかもしれませんが、 少しでも「あぁ、観てみたい!!」と思って頂けたら幸いです。 |
ローズは「愛」に「酒」に「ドラッグ」と、
そして何より「唄」に溺れている。 彼女は休みもなくツアーを回り、ろくに恋する暇もない。
ステージでのMCは「Sex,Drag and Rock’n Roll!!」と連呼したり、
囁くように愛や女について語ることもある。彼女の唄は聴く者の心を確実に射止め、その唄には彼女の感じる全てが込められている。
(そこはとてもジャニスにハマルものを感じた。 それにしても、ベット・ミドラーもかなり唄がウマイ!) ある日、彼女はマネージャーラッジに連れられ、 大御所カントリー?ミュージシャンのビリーレイに会いに行った。 彼女は彼の曲を唄っているのだが、ビリーレイに「俺は君に何の魅力も感じなかった。まるでだ。お世辞じゃない。」と冷たく あしらわれる。 挙句の果てに「俺の唄は唄わないでくれ!」と言われ、泣きながらその場を飛び出してしまった。 ラッジも当然ローズの味方で「あいつは田舎者。君はスターだ!」と励ましたが、 ローズは「なぜ黙ってたの!?ラッジは突っ立ってただけじゃない!」と言葉を返した。彼女は酷く傷ついていた。 ローズはひとり、近くにいたタクシーに乗り込む。タクシー運転手 ヒューストンは「先客がいる。今日はビリーレイの専用車だ。」 と断ったが、ローズは札束を彼に投げつけ、車はローズを乗せて出発した。…これが新しい恋の始まりだった。 2人が愛し合うまでに差ほど時間はかからなかった。 ローズは育った町でのある悲劇を「聞いて。信じないと思うけど...」とヒューストンに打ち明けた。 その悲劇とは「高校時代のある晩、酔っ払った彼女はフットボール部員全員と寝て、目覚めたらグラウンドだった」という話だ。 ヒューストンは表情1つ変えず、彼女に優しくキスするのだった。 ローズもヒューストンも互いが互いを必要とし、 かけがえのない存在だったのだろう... しかし、ローズの元に1人の女性サラが現れることで2人は離れることになる。 サラは「ローズのレズビアン友達」で、(ローズは両党のようだ。)彼女もローズを必要としていた。 ローズはヒューストンのことを打ち明け「幸せよ」と告げる。しかし、サラは「私も幸せになりたい」とローズを抱きしめ、2人はキスをする。 その場面をヒューストンは見てしまったのだった。 ローズは地元でのビッグなコンサートを控えていたが、姿を消してしまったヒューストンを一晩中探し回った。 そのせいで ラッジとの関係にもひびが入ってしまった。 ラッジは今日限りで「お前はクビだ!」とローズに告げた。 (ラッジはここ4年もローズに振り回され、そんな彼女を戒めるための作戦だったようだが、かなり酷だった。) ローズはここまできて「唄」も「大事な人」も何もかも失ってしまった。ただもう、泣き喚くしかなかった... ローズの目をやった先にはあの人の姿があった。 そう、ヒューストンだ。 彼はローズを忘れられず、彼女の元へ帰ってきたのだった。 ローズは「唄のない世界では生きられない」と一部始終を話した。 ヒューストンは「ブラジルに行こう!」と提案し、ローズも「冒険好きよ、いいわ。」と賛成した。 2人は再出発を果たす、ハズだった。 2人はブラジルに向かったが、途中、ローズが初めて歌ったMONTE'Sという店の横を通りかかると、 ローズは「休むだけ」と反対するヒューストンを引っ張って、店に入って行った。 マスターが「一曲歌ってくれれば、おごる」と言い出し、ローズは唄うことにした。 そんな中、 浮かない顔のヒューストンの隣りで「ローズの同級生で当時フットボール部だった」という男ミレッジ が大声で例の悲劇を話し出した。 耐えられなくなったヒューストンは、彼を殴って店を後にした。 そんなヒューストンの様子を見たローズは「楽しんでたのに!めちゃめちゃにして何様?」と怒りを露わにした。 ヒューストンは店からローズを引っ張り出し、車に乗せた。 そこへ車内電話にラッジから「ローズ、戻ってくれ。全て謝る。」と電話が入ったが、 ヒューストンはローズから受話器を取り上げて切ってしまう。 ローズは思わず、ヒューストンを叩いてしまった。ヒューストンはもう 「ローズの世界にはうんざり」という感じで、トラックをヒッチハイクし1人で再び去って行ってしまった。 ローズは「どこへ行くのよ!」と何度も叫び、泣き崩れた。 そこに伸びてきた手を取る。 同級生のサム だった。 彼は「ただで譲ってやる」と言い、ローズにヘロインを渡した。 ローズは自分で運転し、コンサート会場に向かおうとした。 途中、高校の前の電話ボックスでラッジに「迎えにきて。」と告げ、続けて 両親に電話した。「とても元気。大丈夫うまくやってるわ。すべて順調よ。」と告げ電話を置いた。 そして涙を流しながら、さっきサムからもらった ヘロインを腕に打ち、その場にしゃがみ込んだ... カバンから取り出した金色のステージ衣装を大切そうに頬に寄せて... ヘリコプターでラッジに抱えられるようにローズは会場のスタジアムに着いた。お客は満員だ! ローズはヘロヘロになりながらも ステージに向かう。ラッジは「無理だ。病院に行こう。」と声を掛けるが、ローズは笑顔で「NO.」と答え、構わずステージに向かった。 いつものように1曲を唄い終わり、ローズはMCで「ありがとう。故郷はいいわ。私たち家族ね。...好きで遅れたわけではないの、だから 許してね。私もあなたたちを許すわ。」と次に♪Stay with meを唄い、再び喋り出した。 「子供の頃、覚えた曲で、 初めて聴いたブルースは・・・」と言ってその曲をフラつきながらもアカペラで、今にも壊れてしまいそうな声で唄い始めた。 ローズは唄の途中で「どこへ行くの?みんなどこへ行くの?」と囁いた。そして上を向いた。 ローズがステージに倒れた同時にオーディエンスの悲鳴が沸く。 彼女は余りにも激しい人生の幕を閉じたのだった、最期の最後まで唄を口ずさみながら... |
とまぁ、何ともわかり辛い感じで「申し訳!!」です!m(_ _)m エンディングテーマは♪The Roseという曲で、 日本でもカバーされていてジプリ映画作品の主題歌にもなっています。 「死ぬことを恐れて生きることをしない」というような歌詞で この映画に似合った、とっても素敵な「名曲」です。 製作者:ひよっこ |