German



広いドイツなんだけど、ゆっくり回ったのは
ブレーメンという結構おおきな都市だけ。

なんか道のり長かったなぁ・・・。
なぜか、ブリュッセル(ベルギー)からケルン(ドイツ)までの
列車は予約が必要で11ユーロくらい取られた気がする…
で、恐怖の乗り越しをしてしまって、その予約した列車に
乗れなくなることが決定したのに、奇跡的に列車が遅れてて
乗ることができたという神に感謝の日だったのだ。
基本的に雨が降ると厭なことが起こる前兆だった。

なんとこさ、辿り着いたブレーメン。
最初は大したことないかなと思っていたけど、
2日過ごすうちに気に入ってしまった。
なによりYHが超キレイだったのだ!しかも、
朝食(ウマイ!)付だったし、部屋はお洒落だし、
フツーに1部屋買い取ってキッチンはないけど
暮らせそうな感じだった!

というわけで、今後の予定を考えると本当は
1泊しかしちゃいけないのに2泊してしまった。

話は戻って、と。
着いた日はけっこう遅かったので、近くを歩くことにした。
町の人はみんな屋外のBARで飲んでいるといった風合いだ!
でも、楽しそうで羨ましい♪
やっぱりこの町の名がつく「ブレーメンの音楽隊像」を見なくちゃね!
かわいかったぁ♪
でも、この日は日曜日だったので、ほとんどのお店が閉まっていた。
これじゃぁ、スイスの二の舞だ、と思いつつも、
音楽隊像の近くにソーセージをパンではさんだものを
出店を立派にしたようなところで買って、地元っこのように
モグっと食べていた!おつりを5ユーロ間違われて、
わざとか只の勘違いかオバちゃんのことだから分かんないけど、
「オーイ!こら!」と思ったけど、美味しかったから許すわよ♪

ドイツとかスイスの売っている水には炭酸入りが多いんだ。
最初はいかがなものかと思っていたけど、慣れるものだね。
でも、VELSAという水だけは違う!すっごい美味しいの♪
お薦めです!!

っと。この日は部屋に誰もいなかったので、シングルルーム状態で
貯まった洗濯物を洗って、部屋中で乾かして、のんびりしていた。
テレビなんかもうどのくらい見てないんだろう?
人間、ないならないでなんとか時間を上手く使えるものなのだな、
とテレビっこの私も思ったほど旅の時の流れには驚くものがある。



翌日は細かいところが載っていないガイドブックを片手に
いばら姫のお城を観に行くことにした、が、
私の行きたい駅が駅員さんに聞いたら存在しないというではないか。
というか日本ではいばら姫は有名だけど、ここでは差ほど
有名ではない気配があった。絵まで書いて人に見せたりした、笑。
でも、なんとなく地図を頼りにカッセルというところまで
2時間かけてきた。本当にね、ドイツはでっかいんだよ!
景色は広大で美しいから電車の中では飽きないけどね!
で、カッセルのインフォメーションで聞いたら駅名がない理由が分かった。
そこは土地の名前で、列車でなくバスを使って行くとのことで、
バスは私使えないんだよ、お金というか現金は1日に500円くらいまでしか
使えないからね。仕方なく、諦めた。で、カッセルの町をウロウロしてたんだけど、
最終的に駅が分からなくなって、人に聞くことになってしまった。
なにやってんだか。
でも、次はフィンランドに行きたいから飛行機を探すために
旅行会社に入ったんだけど、800ユーロとかして、
明日、直接、ハンブルグ空港まで行ってみることにした。
それでダメなら24時間以上掛かるが安くいけるフェリーで行くと決めた。
って、カッセルでしたことといえば、スーパー行って、ハガキ出して、
ただウロウロしてただけのような・・・無駄な日?
まぁ、そんな日があってもいいじゃないか、
とはなっかなか割り切れなかったんだけどね。

翌日はハンブルクまで行って、空港に行って、飛行機チケの値段を
聞いたけど、やっぱり700ユーロとかで飛行機は断念した。
本望ではないけど、フェリーに乗るためにドイツの北にある
ロストックという町に向かった。なにやらまた時間がかかった。
しかも、港まではバスを使わなかったら行けない距離だったようで
バスのオジさんが丁寧な接客をしてくれて、乗ってきたお客さんが
道を教えてくれて、冷や冷やしながら港に着いて、間違った会社の
門を叩き、違うと教えられ、もうクタクタになりながら、
フェリー(といっても、豪華客船!)のその名もSUPERFASTという
会社に着いて「予約したい」と言ったけど、いきなり「出来ない」と
言われ、死にそうになった!そしたら、若いお姉ちゃんの横にいた
ベテランの人がお姉ちゃんに手順を教えて、予約が出来たみたいで
ホントねー、心臓がいくつあっても足りないよ、旅はドキドキ!
でも、出航時間が明日の朝5時だって言うんだよね。で、迎えのバスが
23時に来るとかで、意味がサッパリ分からず、でで、今の時間は
夕方の6時前とかで、あたくしの持っている時刻表の出航時間は
21時なのに、もうわかんないけど、そう伝えたら「オールド!」と
言われたんだよね。いや〜、古いと言われても…。ねぇ?

バスが来る23時までロビーで待ったさ。時刻が近づくにつれ
乗船待ちの人も増えてきて、見渡せばロビーは人で一杯だった。

時間を結構過ぎた頃、バスは来て、みんなパスポートを見せ、
私にだけSTOPがかかり、パスポートを持ってかれて、
またヒヤリとしたけど、出国の判子が押されて戻ってきた。
さぁバスは豪華客船まで私たちを運んでくれるのね。

明日の早朝まで船の中で寝泊り。はやく出航してくれればとも
思う気力もなく、海の上の動く豪華ホテルは太陽を迎える準備に入る。
私の部屋は結局、私ひとりで使えるようで、キレイだし、
とても得した気分になった。ただひとつ問題が・・・。飯だ!
化粧台の上に(テーブルないからね!)全部食べ物を並べてみた。
出航前にスーパーだと思って入ったお店は酒屋さんだったけど、
菓子と飲み物は扱っていたので、ちょっとだけど買っておいてよかった。
ただ、選択ミスをした。スイスでも、飲み物は96%失敗してたのに
またyorgo!yorgo!というマズイ飲み物を買ってしまっていた・・・。
フツーにセヴンアップにしておけば良かったと早々と後悔してました。
あとは不味過ぎてヤバイ麦パンと林檎ジャムのようなものと
インスタントラーメン(固)と、小さなお菓子だけという、これで約30時間を
過ごさなければならないこととなったのだった。
船内の生活はご想像にお任せします・・・。飢えです、こりゃ。
念のため、再度、言っておきますが、豪華、豪華客船のなかです;;;