FINLAND 長い長い船旅で辿り着いたフィンランドのハンコという町。 折角着いたのに港から脱出する手段が私はなく、仕方なく歩いた。 ソフトキャリーの様子がここにきて一段とおかしくなった。 見つけたスーパーではカリカリと地面をする音が聞こえる。 よく見たらタイヤ片方ないじゃないのよ〜! そう、完全になくなっていた・・・タイヤがないということは 持ち上げて運ぶしかなく、体力の消耗は今までの79%増しになると 推測される。でも、ケセラセラ精神で落ち込むことはなかった。 ハンコからTOKIOまでは14000`なんだって!どのくらいだかサッパリ わからんね♪でも、たぶん、遠いんだろうなってバカながら思った。 ヘルシンキまでバスには乗れず、列車を使って、乗換駅へ。 そこから、同じホームなのにホームを進んでヘルシンキ行きの 列車を待って、乗った。そして、ヘルシンキに着いたはいいけど、 また街がデカイ!歩けるの?壊れたソフトキャリーを抱えて? これほど重い思いをしたのも久々な気がする。 半端ないんです、荷物たちの重さ・・・ 少し運んではかなり休んで、また少し運んで それを繰り返して今夜の安宿に着いたんだけど、 駅からすごく遠かった気がしたんですけどね。 ヘルシンキには1泊しかしないので、あちこち周りたいんだけど やるべきことはいくつかあって、まず荷物運ぶカートみたいなものを 買わなくちゃこの先、確実に生きて行けないし、 ストックホルムに向かう明日のフェリーを予約しなくちゃいけないしで、 観光というか・・・なんだこの事務っぽいの? で、現金は底をついていたんだけどFOREXという両替所で T/Cをカードで買うことが出来たので、それを買ったので、 現金復活?・・・と思いきやT/Cを使うことが出来ず、 結局は現金化しなくちゃいけないとのことで再度FOREXに行って 現金に換えてもらった。結果、手数料を5ユーロくらい払うことに なっていて、なんかT/Cの意味が全くもってわからないということになった。 なんだったんだ、ホント?? で、このお金でソフトキャリータイヤ破損をカバーするカートを購入し、 ムーミングッズを数点購入して、母の日も兼ねて母にお土産を買って、 ![]() 現金はどんどん減ったけど、スーパーで食材買って一度、YHに戻った。 よくよく考えたら買う前にカートを広げたわけでもないし、キャリーのサイズに 合うのかカートのサイズを確かめずに購入したので、ヤバイかなと思ったけど、 見事にきっちり嵌ってくれたので、この問題は解決! 荷物が軽くなって、次はフェリーの問題。ドイツの二の舞は厭だ! インフォメーションで聞いたら、ここで予約はできるけど、手数料が 7ユーロかかると言われていた。ほかに買える場所を聞いても、ネットでないと 買えないと言われた気がする。で、1回は直接、シリヤラインの出航場所に 行ってみたけど、予約は出来そうにない感じだったのでここでは諦めたけど、 念のため、もう1回行ってみることにした。 すると「予約できる」ことが判明!うれしい! しかもお兄さん、かっこいい♪ 「ヴェリーチープ」と言われ、覗いた金額は0円!(0ユーロか?)ユーレイルパスって マヂすごいね!で、お兄さんが「Do you have any quetions?」と聞いてくれて この人あぁ、かっこいい♪とお兄さんのスマイルにとろけつつ、「No〜」と言って シリヤライン乗り場を後にした。とろける私の耳にとどいたナイスな音たち! 近くの広場でイベントをやっていた!このバンド、かっこいいんじゃない?サウンドが♪ 捨て曲もありそうだったけど、歌い手さんもいい声だし、何よりドラムの音が すごく良かった!!ここ、フィンランドでまさか音楽イベントを観れるなんて♪ 元気がでたよ!さすがロック!最高だね♪ その足でヘルシンキ大聖堂をみた。 ![]() ロシアに行った事はないけど、ロシアにいる気持ちになるのは なんでかな? 空を見上げたら気球が飛んでいた。久々に見たなぁ、気球! 翌日はムーミン谷博物館のあるタンペレに向かう。 朝は早めに出たけど、マックでのんびりしていた。 空模様が気になったけど、タンペレへのキモチは熱い! ムーミンに逢いたいから、ね♪ ガイドブックによってはこの時期、開館していないと 記載してあるものもあったけど、ムーミン谷博物館のあるその図書館を 一目みたいと思い、向かいました。 するとSHOPが開いておりました。 博物館も開いて、開いておりました〜♪ 4ユーロの入場料を払って、ソフトキャリーも預かってくれて 心置きなくムーミンの原画とストーリーを立体化したフィギュアたちを 何度も何度も、物語を味わいながら目にしました! この美術館から出たくないと言う気持ちになって、 それはまるで玩具売り場から離れたくない子供のようでありました。 ![]() 入り口にムーミン像があったことに気づいたのは すべて見終えた後だった・・・。 ![]() タンペレからツゥルクというところへ向かう。 ヘルシンキからもストックホルム(スウェーデン)に行けるのだが、 早出&遅着だったので、ツゥルクからのフェリーを選んだのでした。 ツゥルクの駅からは30分くらい歩くと駅員さんからうかがった。 歩く気満々で歩き始めたんだけど、途中でバスに乗っちゃった〜♪ ダメダメだね〜♪ 出航までだいぶ時間があったけど、遊ぶ子供たちの姿をみてたら すぐに時間は経った気がする。そのなかで近づいてきてくれる子も いたんだけど、何語で話し掛けてくれてるか分かんないし、 当然、幼いから英語も分かんないだろうし、そのうち子供が切れて 母親のところへ行って「アイツ、あたしの言ってることわかってないでぇ!」 みたいなことを言ったんだと思う。子供だから、自分の使ってる言葉が この世の全てなんだろうね。やっぱ言葉はコミュニケーションに欠かせないのね... そして私はスウェーデンに! |