戻ってきたコペン。だが、この国は英語ではない。
宿も中央駅から4キロと遠い。どうやっていくのか
わからないまま、バスに乗って、降りて、歩いた。
途中、2件のお店に場所を聞いて辿り着いたユースホステル!
とてもキレイだ!気に入ってしまった!
だが、私は連絡なしの遅い到着になっていたようで
キャンセル扱いになってしまっていた。
部屋は男女相部屋ドミトリーになってしまったが
宿無しになるよりはよいだろう、了承して
部屋に向かった。

結果、日本人の女の子2人と異国カップル2組と
私というなんだか奇妙な感じで就寝した。
翌日はレゴランドへ行く予定でいた。

今日はユーレイルパスをヴァリデートする予定で
早めに中央駅に着いたんだけど、チケオフィスが
オープンするのは九時半からで1時間以上待った。
ちなみにヴァリデートというのは有効にするという
意味らしい。
レゴランドまでの道のりは遠い。
コペンの中央駅から計3時間。
途中、やはりレゴランドへ行くという女の子に出会い、
園内で会えるかなという話をしながら、彼女は
私より先にレゴランドへ向かっていった。私は今夜の
YHに荷物を置きにいったのだが、これが大失敗。
受付の時間は午前中までだったようで、私は来た道を
戻ることにした。と同時にレゴランドは行けなくなった。
そう、バスが無いのだ。日曜日は7本しかない。
だから、そのまま夜行に乗るために移動することにした。

コペンはもう帰国前にしか来ない。しばしの別れじゃ。






戻ってきたよ、コペンハーゲン。 
マルメーからコペンに行き、
比較的、駅そばの安宿に荷物を置いて、コペンの街を巡る。
心地よい風が吹き抜ける。
大きな街なのにキライじゃなかった。
見たかったニューハウンの景色(上の写真。)も人魚の像を
観に行く途中に偶然、発見できたのはうれしかった。
そのなかにアイスクリーム屋さんがあって、とっても
美味しそうだったんだけど、500〜600円したので買えなかった。
迷いつつ、辿り着いた人魚の像
中心から結構歩くけど、この近くにはたくさんの建築物や
教会がある。どれも美しく、ロンドンやアメリカの灰色の建物に
慣れ親しんだ私の目には、茶色のボディーで屋根は
エメラルドグリーンの建物たちはとても新鮮だった。
英語の地図を頼りに街を巡っていたので、何をみていたのか
正直よくわかってないのが、悔しいのだが、
本当にコペンの街が好きになった。
帰りは安宿の近くにあったセブンイレブンで
クロワッサンとピザを買って(計500円くらい。)宿に戻った。


翌日はリベンジ・レゴランド!
時間短縮のため、電車を使って中央駅へ。
中央駅のコインロッカーにソフトキャリーを詰め込んで、
ちょっと厚着でレゴランドに向かうことにした。

列車の中で2人の日本人のおにいさんと出逢って、
おにいさん達もレゴランドに行くとのことで
同行させてもらう流れになった。

はやく最寄り駅についても、やっぱりバスが全然なくて、
1時間、駅で待つことになった。
ひとりだったら淋しかっただろうな。
3人で話したり、軽く食べたりして、1人で過ごすより、
時間を早く感じた。そしてバスに30分くらい乗って、
目的地に着いた。最初はショボイ系かと思ったけど、
中に入ったら、そんなことはなかった。

画像が悪くて申し訳ないんですが、
レゴでデンマークの街並み(人魚の像もきちんとあった!)や
世界の建造物を表現したミニチュアは最高でした!!
明日は日本に帰るので、目に飛び込んできた街並みたちは
私の旅を振りかえる時間を与えてくれました。

腕時計を弄っていたらしく、バスの時間を逃してしまって、
おにいさん方に迷惑をかけてしまった。本当にごめんなさい。

そして、中央駅の手前でおにいさん方とお別れして、
私はひとり中央駅から、初日に泊まったYHに向かう。
時間は22時になろうとしていた。空は真っ暗になってしまって、
お金は一銭もなかったので電車で最寄り駅まで向かったが、
人もいないし、列車も乗り換えが必要だったし、
最寄り駅からの詳しい地図もなく、迷いまくった。
治安は悪くないとは思うけど、詳しくもない町を重い荷物を
持ちながら、1度しか行っていない、しかも2週間以上前に
宿泊したYHへの道を覚えているはずがない。
もうクタクタになって野宿を覚悟したんだけど、
恐れながら酔っ払いさんに聞いてみたら、教えてくれた。
距離をとりつつ、半信半疑になりつつ、道を行ったみた。
やっぱり何度か迷ったけど、YHを見つけることが出来た。
酔っ払いさん、ありがとう...。
でも、24時前になってしまってレセプションの時間は
閉じてしまっていたので、前もって教えてもらっていた
暗証番号を押して、キーを外付けのBOXから取ろうと
試みたけど、分からない。何度も頑張っても分からない。
もうYHの前で野宿でいっかぁと思った頃に開いてくれて、
鍵を取り出して、自動ドアを開けて、部屋に向かった。
部屋の中は真っ暗でみんな眠っているようだった。
とにかくもうぐったりで、歯磨きして眠ることにした。
シャワー室は別の部屋にあるので、ひとりベンチに
横になりながら、危うく眠りそうになりながら、
歯磨きしたりしていた。


翌日。シャワーを浴びて、クっソ高いヴィヴィアンのTシャツを
まとい、キッチンに向かった。ここは朝食別なんすわ!
白飯をチン♪久々の米はめちゃんこ美味しかった!!
それからリンゴを持って、YHの裏庭に行った。
ここはマジで景色キレーだったんです!人工なんだろうけど、
本当にキレイで、ここでリンゴをかじりながら、
かなり寒かったんだけど、カモちゃんや白鳥さんを
眺めていた。

YHから中央駅にはA2というバスに乗れば早いんだけど、
一銭もない私はどれだけかかるか分からないが、歩いて帰るしか
他なかった。ユーレイルパスの有効期限は昨日で終わったからね。
YHからちょっと歩いたところで、お爺さんに話し掛けられ、
「バスを使いな」みたいなことを言われたんだけど、
「お金ありません」と答えたら、「この道をずー---ーーーーーと
まっすぐだよ」と言っていた。お礼を言って、どのくらい歩くのか
わからない道を歩き出した。道はどこで曲がるのとか
分からなかったけど、A2のバスの本数は多かったので、
バスの姿を確かめながら、進んでいた。でも、思った。
コペンの町の人の生活観が町の中を歩くことで感じ取れた気がする。
結果、1時間30分くらいひたすら、お爺さんの言ったとおり、
本当に曲がることなく、歩き続けたら街に出たようだ。知ってる景色。

コペンには市民に親しまれているチボリ公園という遊園地がある。
私はレゴランドとチボリ、どっちにするか迷った結果、
日本で決めていたレゴランドにいくことにしたんだけど、
チボリ公園はコペン市民の心のふるさとなんだってさ!
チボリには入れないけど、中央駅が見つけられないもの手伝って、
チボリ公園の周りをを半周ちょっとした。そうしたら中央駅が見つかった。
飛行機の時間まで、まだ時間があったので、それに中央駅から
コペンの空港は列車ですぐだから、クリスチャンボー城でも、
見に行くことにした。キャリーをひいたまま、ね!
城はよくわからないまま、たぶんアレだなと確信して、
中央駅に戻って、辛うじて持っていた5ユーロをクローネに両替して、
列車に乗って空港に向かったのだった。

飛行機の中では映画を観たりして、
10時間で日本に着いた。早いんだね、意外と。
となりの女性は日本に何度も来ている様子で、
「スシ、スキヤキ、ヤキトリ、シャブシャブ」とか、
食べ物の話を右隣の男性と話をしていた。
私も話し掛けられたが、英語がよく分からず、
チンプンカンプンのままだった。最後の最後にこれかよ、みたいな。

残金10ユーロ。実は日本円は17円くらいしか持っておらず、
(行きに成田で両替しちゃった結果。)
最寄り駅に行くまでは2円足りず、まぁ、最寄り駅の手前まで
帰ることが出来た。

今回は曜日に邪魔されることが多かった。
そして、現金がなさすぎた・・・。
でも、心から思える。
美しい景色を見れて、最高だった!!!!!!!!!って。