ブリュッセル、辿り着いたはまたもや都会。
わかっちゃいたけど、何より街がデカイよ・・・。
でも、交通費に掛けるお金のない私は歩くよりほかない。

迷いすぎ!!!!!!
もう地図が小さすぎて、YHの場所がちっとも分からない!
途中、寄った日本の銀行で「日本人はお金を沢山持っているから
引ったくりに会い易いので、気をつけてください。今日もすでに
1件の引ったくりが発生しています」と言われ、気に入り始めた街だったが、
恐怖を覚えた。私の所持金は10ユーロとちょっとしかないのに…。
おっと、結局YHはおばさまに聞いて、なんとこさ辿り着くことが出来ました。
ここも朝食込みということでラッキー♪

今日は小便小僧を見に行くことにした。
アムステルダムより、よっぽどいいや!
思ったより遠かった小便小僧。チャイニーズが大勢、撮影していた。
私は地図は頼らないで適当に歩いていたが、だんだん不安になって、
でも、地図のどこにいるかもよく分からなくて困ってしまったが、
マップは街のあちこちにあるので、なんとか地下鉄の駅を頼りに
YHに戻ることが出来た。その途中、夕飯を買った。
缶ジュース2本、パンが1コ、プチトマト1パック、ツナ缶1缶の
計約530円分の貧しい食…。でも、食べるものがあるだけマシだね!
モロッコ出身だというコと片言で話をしていた。
すると英語ペラペラの日本人女性が現れ、挨拶をした。
なんかやかましかったので、耳栓をしてその夜は眠りについた。



翌朝、朝食を済ませ、今日は北駅というところからアントワープに向かう。
北駅に向かう途中のトンネルは最悪だった。ずぅーっとお小水臭;;;最低だ!
・・・と、アントワープはあの「フランダースの犬」の縁のある土地だ。
やっぱりブリュッセルより好きだな〜♪
アントワープ大聖堂の近くにネロとパトラッシュの記念ベンチがあった。
そこには日本語で言葉が刻んであって、「あぁ!」とジワッときた。
で、泣け出しのお金で大聖堂の中に入り、ルーベンスの絵を見た。
宗教画には興味はなかったんだけど、ネロのことを思ったら泣けてきたよ。
ネロはここで死んでったんだよなぁ・・・とか考えちゃうんだよ、物語でも。

ホーボーケンという場所も「フランダースの犬」に縁のある場所で、
ここにはネロとパトラッシュの散歩道があるというんだけど、
そんなパンフレットを購入するお金もなかったので、列車で変なとこに
行っては戻って、別の方法で行くか迷っては結局は向かってしまった。
今夜は夕食買えないか・・・
トラムという乗り物はヨーロッパではあちこちにあるんだけど、
乗ったことがなかったのでよく分からず、近くにいた御婆ちゃんに
きいたら親切に1人の黒人さんと1家族も耳を傾けて、みんなに囲まれて
ちょいとパニックってしまった。親切すぎ〜!!!!!
で、その中の家族さんたちが「ついておいで」という感じで
丁寧に案内してくれた。アントワープ駅から約30分、トラムに乗って
辿り着いたホーボーケンは私の中のイメージとはまったく違った!
でも、家族さんたちが指差した先には「ネロとパトラッシュ像」があった!
家族さんたちにお礼を言って、「ネロとパトラッシュ像」に近づいて、
今思えばよく分かんないんだけど「この街を見守りつづけてね」と
ネロとパトラッシュにお願いして、アントワープに戻ることにした。
んが、戻れな--ーーーーーい!!!!!
どうなってんじゃ、トラム!
乗る場所を勝手に変えんな〜!!!!
・・・とまぁ、時間ギリだったのかよくわかんないけど、大変に慌てさせられ
アントワープまで。そして、ブリュッセルに戻った。



翌朝。
ブレーメンというところ(ドイツ)に向かうことにした。
ここで、最悪の・・・・。あぁ、乗り過ごし&奇跡を起こしたのだった。
思い出しただけでも、疲れるなぁ・・・。